裏帳簿論法

武雄市元市長 樋渡啓祐に関するこんな議論を(知事選挙直後のtwitterで)見かけた

  • 「樋渡に限らないが本当の目的(樋渡の場合は金)を隠して、辻褄が合うように(毎回違う)適当なことを言うだけの人が多すぎる。」

橋下徹など他にも思い当たる人達は沢山いる。頻繁に見かけるのに,何故かこれをうまく表現する言葉がない。そこで

裏帳簿論法

という言葉を提案したい。

具体例を挙げてみる

今年のお正月にあった渋谷区の公園施錠の問題を思い出してみよう。渋谷区は浮浪者を故意に凍死させようとしてるとしか思えなかったのだが、もちろんそんな本音は絶対に語られることはない。そのかわりに語られていたのはこんな内容だった。


言ってることが変わるパターンはだいたい同じで、こんな感じで何か事件が起きたりして矛盾が出てくると説明が変わる

  • https://twitter.com/__riffraff__/status/552300016908656640 1月4日、深夜26時 渋谷区による夜間施錠により公園内に閉じ込められた方が 6時間ぶりに救出。 渋谷区の説明では町内会や交番に鍵を預けており緊急時も大丈夫との説明であったが 役所当直、交番、町内会長に問い合わせるも対応不能⇒救急隊出動


こういった現象は「本音と建前」なんて言葉で説明出来るような気もするが、「本音と建前」は「本音は言わなくても以心伝心で伝わる」というニュアンスを含んでいる。そうではなく、騙すために本音を隠す嘘について言いたい。そこで新しい言葉「裏帳簿論法」を提案したい。

裏帳簿論法の特徴
  • 言ってる当人も自分の言ってる内容を信じていないので、ちょっと反論するとすぐに言う事が変わる
  • 「嘘に嘘を重ねる」と表現されることもある
  • 最初に結論が決まっていて,結論に合うように理屈を考えるので,理屈は毎回違う
  • 放射能の様な自然現象が関わると物理法則まで頻繁に変わることがある
  • 前と言ってる事が変わっても何故か誰も追求しない事が多い
  • twitter2chなどのログの流れが速くて明日には昨日言った事を誰も覚えていない環境でも良く見かける


やっぱり「本音と建前」とは大きく違うので何か違う言葉が欲しい。なので「裏帳簿論法」なんて言うのはどうでしょうか?

例外

裏帳簿に相当する確定した筋書きが存在しない場合(仮説の検証段階)にも似た現象が見られることがあるが、これは裏帳簿論法にはあたらない