小出裕章氏に何度も講演等をしてもらえば「業績」が増えて教授にせざるえなくなる(その後、本人に教授になる気がないと指摘されました)

原発で有名な小出裕章氏の業績について調べてみたが、以下の情報しか出てこない。

http://anond.hatelabo.jp/20110514230514

小出裕章はまともな査読付き論文も書いてないし、ほとんど研究者としての業績はないらしいが、 反原発の人に言わせると、御用学者に干されたせいでまともな業績を残せなかったらし...

研究者の世界というのは業績=「査読付き論文の数」とかいうもので評価が決まるようになっているそうだ。詳しくはインパクトファクターというキーワードで検索してみると分かる。しかし「査読付き論文の数」を決めるあまり知られていないシステムがある。それは「コネ」だ。

実は私も査読付き論文とかいうものを過去に書いて投稿してみたことがある。結果は編集者によくわからない理由で「査読しないから」と言われて突っ返されただけだった。ちなみに、ほとんどの研究者は全ての論文は査読されるものだと思いこんでいるようだ(私もそれまではそう思ってた)。実態はこういった方法で様々な「調節」が行われれいるのが(研究者に限らず)技術系の専門家の地位と力関係なのだ。(ちなみに、この論文は、多分だれか有名な人のパクリ論文になるだけだろうと思って、その前にプレプリントサーバーで公開してやった)。


御用学者というものが長い間システムとして成り立ってきたのには理由がある。研究者とかいわれる人達には「査読」というシステムを「公平な評価」だとと思い込んでいる人達が多い。こういった(非常に多くの)人達は裏で何が行われているか知らないので業績のない小出裕章氏をキチガイ呼ばわりすることになる。その結果こんなことが起きる

「友達の友達で東大行った奴があいつキチガイって言ってた」

ほとんどの人はクラスメイトなどの知り合いで一人ぐらいは東大や京大に行った人がいるだろうと思う。その知り合いにこんなことを言われたらどうなるだろうか。誰も原発が危険なんて思わなくなるのだ。

しかし、この状況を打開する面白い方法がある。小出裕章氏の「業績」は我々の力で増やすことができるのだ。一番いいのは国会で意見を聞かれるとか、関連する委員会で意見を聞かれるとかするようにするといいのだ。そうすると「招待講演」という名目の業績がどんどん増えていくことになって「業績のないキチガイ」扱いにできなくなってくる。県や市の議会でもいい。こうして我々の力で出世した人は、武田邦彦氏よりも頼りになる専門家になるはずだ

補足

  • コネを全否定するわけではないが広瀬隆氏が「私物国家」私物国家―日本の黒幕の系図 (知恵の森文庫)

で指摘した世界をもろに目撃してしまうと、「悪質なコネ」だけは否定したくなる

  • その後、本人に教授になる気がないと指摘されました。しかしキチガイ扱いされたままだと引用しにくいのです。武田邦彦氏が引用しやすいのは、一応教授という名前があるので工作員ぽい人に反論しやすいのです。